人生は多人多脚

車いすユーザーだって海外旅行できるんだよね

思いでの人々

国の内外を問わず、旅ではそこで出会った何人かが 深く記憶に刻まれる。
ここではその何人かを思い出して見たい。

 

街の小さな教会で堂守りをされていたお婆さん。通訳を通して、私が日本から来た事を知り静かに涙をながし、深く深く抱いて下さった。教会の庭にあったオリーブの木と共にいまだに胸が熱くなる。

 

タクシーの運転手さんは日本と違い制服というものがない。男性も女性も全く自由である。ランニングシャツに短パンといった風にである。
それにお話し好きといったらない。¨前向いてちゃんと運転して!¨と言いたくなる程、話に夢中である。勿論、交通事情がそれを許すからだが、、、。     

レオンでは博物館に夜9時頃行く事になってしまった。もう閉じかけていたにも関わらず 案内係(どこかの学生)が集まり車椅子を持ち上げて案内してくれた。帰りには皆で記念撮影まで!

 

最終目的地のサンティアゴ-デ-コンポステラで会った巡礼。彼女はいかにも全行程を歩き通した事を物語る様にパンパンに腫れ上がった脚。教会の中、街の中、いろんな所で会った。ついに言葉を交わし台湾からだという事も知れた。

 

有名な所の名前、街の名等は覚えた尻から忘れてしまった。しかし、これらの人の事は折りに触れ当時の空気感と共に今も鮮明に思い出すのである。

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案内係の方と通訳ガイドのK氏



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サンティアゴデコンポステーラ 大聖堂